株式会社MOL PLUS(代表:阪本拓也、本社:東京都港区、以下「MOL PLUS」)は、MOF(Metal-Organic Frameworks:金属有機構造体)を活用した新機能材料を開発する株式会社 Atomis(代表取締役 CEO:浅利大介、本社:京都府京都市、以下「Atomis」、読み:アトミス)に出資することを決定しました。
Atomisは、「気体を自在に操り、人に驚きと感動を与える新たな価値を提供する」をビジョンとし、高品質・低コストで MOF を製造する独自の合成法を有し、MOF を用いたアプリケーションの普及により、市場に新たな価値を提供することを目指しています。
MOLPLUSは、Atomisが社会実装を目指す『環境事業(CO2分離変換)』『エネルギー事業(次世代高圧ガス容器CubiTan®)』での事業成長に貢献します。商船三井グループとの業務提携についても積極的に推進する方針であり、今回の出資に際し、「商船三井テクノトレード株式会社」と“船舶等輸送モードでの水素の利活用及び船舶向け水素サプライチェーン構築におけるMOFの利活用に関する共同検討”を行うことに合意しました。
MOLPLUSは、今後もスタートアップ企業への出資や協業を通じ、スタートアップ企業が持つ斬新なアイデアやテクノロジーと商船三井グループがもつリソースに相乗効果を生ませ、『海運業と社会に新しい価値をプラスする』、新規事業の創出を目指し続けます。
<出資先概要>
Atomis社ホームページ: https://www.atomis.co.jp/
<MOF(Metal-Organic Frameworks:金属有機構造体)について>
MOFは、多孔性配位高分子(PCP)とも呼ばれ、微細で均一なサイズの孔が無数に空いている物質です。(MOF 1グラムにサッカーコート1面分もの表面積があります)。
金属イオンと有機配位子の組み合わせで孔の大きさや性質を自由に操作でき、ガスや低分子化合物を特異的に吸着させ、分離・合成・触媒・イオン伝導・電気伝導・ドラッグデリバリー等の様々な機能を付加することができます。
このような特徴を活かし、従来よりも軽量・低圧で物質の貯蔵が出来たり、CO2の分離・変換に活用できたりする等、環境エネルギー領域を始めとする幅広い産業に貢献できる材料として期待されています。
(出典:Atomis社)
本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
株式会社MOL PLUS
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